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えー岩手への出張中に例の功名が辻を読みました。計4巻ですね。 なんかかなり久しぶりに司馬遼太郎の小説を読みましたけど、やっぱりいいですね。なんかこう、ふつふつと燃えるものがあります。多分司馬遼太郎自身が結構たおやめぶりの、まぁ言えば表面上は非常に優しい感じの人と思うのですが、内に燃えるものがふつふつとある、という感じがいたします。彼の書く小説もまた、「冷静に燃えている」ような心境が手に取るように感じられる文章であり、そんなところもまた一読者にとっては燃えさせてくれる材料なのかなと思ったりします。 やっぱなんてたって、命を懸けているときほど人間の真価、そして美しさが出てくるときはないでしょうし、「死」というものを前にしての覚悟、というものをいろんな形で(彼の小説では)あらわしてくれているような気がします。 「男の世界は、虚栄の市(いち)である。 知られたい、という望みは、胸中に、絶えることなく燃えている。」 というラインがあるのですが、これも、そのとおりですね。凡で終わることへの恐怖感。程度の差こそあれ、男って結局はこれなんだろうとも思います。 今は彼の小説の魅力を再確認したので、寝る前などに今度は「世に棲む日日」シリーズを読み始めてます。 やっぱりかっこいいですね、登場人物の描かれ方が。たまりません。
by takaakinet
| 2006-01-23 00:11
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