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・・・ふぃ。先ほど長~い一日を終えて帰ってきました。正午頃くらいからJPOの面接、午後からは博士の研究の関連で以前いた開発銀行に足を運んでミーティングをずっとしておりました。またこの博士ではいろいろとすることがでてきましたよ・・・。でも前ほどすることがわからない、という状態ではなくなってきたのでがりがりと進めていくことができそうな気持ちになりました。(まぁ錯覚かもしれませんが・・・)
さぁて、数週間前からの課題であったJPOの面接ですが、結局前日の真夜中まで方向転換や再構築など、直前まで対策に頭を悩ませておりました。いったいどういう風に自分の今までの経験と意思を伝えていくのか、ということで悩みに悩みましたが、最終的にもうこれでいこう、と前日の夜決めて本番に臨みました。ふたを開けてみると、今まで2週間以上いろいろと対策をしてきたことがなんらかの形で役に立ち、最終的に、これで落ちても特に悪い気はないな、という感じがありました。なんか成功云々よりも達成感のほうが大きかったですね。例によってかなり対策をしてきましたので・・・。面接中の質問のすべてはすでに想定内であったので、問題は結構緊張している中でいかにわかりやすく、「経験」に根ざしたストーリーを展開できるか、ということでありました。 しかしながら、唯一の想定外だったのは、フランス語の扱われ方でありました。想定では第二言語では「ではフランス語で自己紹介をしてください」というレベルで1分くらい、なんて想定していたのですが、実際は 「どのくらいフランス語は話せますか?」 (私の答え:一年半勉強している、外国語がすきだ、すべて独学でやっている、とくに発音がチャレンジのしがいがある、云々。) 「文法とかの違いは難しくないですか?」 (A:いや、例えば以前勉強したドイツ語なんかに比べてかなり簡単だから特に問題ではないです) という質問(質問もフランス語で行われました)の回答をなんとかクリアし、ああこれでフラ語のチェックは終わったな、と安堵していると、間髪をおかずに、 「アフリカなどの僻地でいろいろな、文化的背景の違う人々が働いている国連でいかに仕事をしていくつもりですか?」 (私の答え:とにかくコミュニケーションを蜜にとっていくことが重要だと思う、より沢山の話し合いを経て初めてお互いを理解しあえていけると思う。云々。) ・・・こっちは第一問で終わるものだと思っていたのでちょっとあせりましたが、頭が徐々に白くなっていくのを感じつつできるだけ~長くボキャブラは限られていましたが~なんとか絞り出して喋ることができました。 ・・・が、質問はこれでも終わりではなく、 「経済発展を遂げた日本ですが、この日本のODAについてどのような意見を持っていますか?」 (私の答え:戦後の日本は世銀などからの援助を受けて経済発展してきた部分もあるのだから、現在の発展途上国を助けるのは日本の義務である。云々。) この質問が出たときには正直ODAの意義なんて質問まででフランス語で聞くの!?とかなり面食らいました。・・・この質問は日本語では想定内でしたがまさかそのままフランス語で聞かれるとは非常にびっくりでした・・・。結果的にでもこれもがんばりましたよ。できるだけ長く、シンプルにしゃべることに集中して、自分が言いたかったことの90%(=故に達成感。)くらいは伝えることができたと思います。これはしゃべっていた私がびっくりでありました。 ・・・ということで結局ふたを開けてみると、この合計40分くらいあったJPO面接で、英語での質疑応答は3分くらい(「貴方の長所を英語で言ってください」の一問だけ。)、んでフランス語の質疑応答が10分程続くという、かなりわけのわからない構成となっちゃってまいした。 でも自分で言うのも何ですが、正直このフランス語攻撃にここまで立ち回れたことにかなりのひやひや感を今でも覚えます・・・。もちろん1年半の間フランス語はやってきておりまして、スピーキングの練習はそれこそ1週間ほど前から夜20分くらいを費やして練習していたのですが・・・まさかこの練習がここまで役立つとは!と現在でも驚嘆しております。・・・いやぁ、今考えてもひやひやもんです・・・。でも一年半の勉強、すべて役に立ったといえますね。フランス語の上達度でいえばかなりの現時点での充実感があります。 ということで今日ははっきり言ってJPOの面接がどうのこうのよりも、自分のフランス語の目に見える(耳に聞こえる?)努力の結果が確認できたことのほうが充実感がありました。 実際の面接の結果、ですが、正直いままで私の日本での面接試験の勝率はゼロなんですよね・・・。どうも日本人との面接は話は盛り上がるんだけど、結局落とされる、と言うのが慣行化しておりますので、今回も特にああ結構しゃべれたような気がする、だから受かっているだろう、ではなく、むしろその逆ですね。しゃべりすぎ、なんか結局生意気な若造に見られる、話が抽象的(テキスト的)でしかない(今回はでもなるだけ自分の経験に話を根ざすようには心がけましたけどね・・・)、などの印象をどうも日本人には与えるようなのでかなりこの結果も微妙なところではないか、と思っております。 まぁそんなこともあってとくにこれで多大な期待する、とかいうのはありません。実際面接中でつっつかれたところもありましたしね。特にこれから未来の話の部分で。でも面接官からの意地悪な質問、のような心理的にあとから鬱屈感が残るようないやなことはなかったので、別にこれだったら滑っても悔しくないな、と正直思います。 ・・・と、いうことで終わりましたよ、やっと。いやぁしかしあのフラ語の応対は充実感があったよ・・・。フラ語にさらにまたちょぴっと自信がつきました・・・。 これからもっとがんばろっと。
by takaakinet
| 2005-09-23 00:25
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