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しばらくぶりです。例の地震と津波事件にかなり驚いている管理人です。しかし規模がすごいですね・・・。
ところで以前からまた読み始めていた司馬遼太郎の「竜馬が行く」を先日再度読み終わりました。以前んだときと比べてちょっと違った印象を受けたのでそのことを書こうと思います。 初めてこの本を読んだときは私が19のときで、アメリカに出て行く2ヶ月前でありました。(もちろん読んでいるときはそのすぐ後に日本を出て行く、なんてことは考えてもみませんでしたが。)この初回に読んだときにとにかく印象に残ったのは、同作品に散りばめられている、魂を震わす志士達の哲学、辞世の句、生き方でありました。いかに燃えるように生きるのか、それをどう外に示して具現化していくのか、ということに私のすべての読者としての興奮があったように思います。だから記憶に残っている事柄も、すべてがこの作品に出てくる人々の人生哲学論であり、逆に歴史学的な観点からは冷静に読めるような状態ではありませんでした。 翻って今回読んだ後のこった印象は、歴史の偉業として、また歴史の系譜から見える興奮でありました。今回読んだときには個々人にはあまり焦点がいかず、それよりもどのようにして明治維新という出来事が、とある体勢の中から生まれてきて、動いていったのか、ということのほうに興味がいっていたように思います。 ・・・ま、これといって特になにが言いたいというわけではないですが、当時は燃えてる若人で、今はその時点より8年たって私の立場も変化しております。人、よりも体勢、組織に興味がいっているのでしょうかね? いずれにせよひとつの作品に対して、読む年月が違えば持つ印象がこうも違うのかと感じた次第でありました。
by takaakinet
| 2004-12-27 20:51
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