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さて、おっかない?タイトルの「ヤクザ式ビジネスのかけひきで絶対に負けない技術」という交渉に関する本です。実際に”コワイ”人たちがどんなやり方で責任を逃れ、擦り付け、そして議論を転化し、自分の取り分としていくのか、ということが詳しくはないのですが、それなりのシチュエーションの例とともに説明されています。
どうも昔から「交渉」ということに心が惹かれてきた私ですが、その大きな理由は「自分がビビリだから」というのがあります。ビビリって関西表現かもしれませんが、まぁようは怖がり、でしょうな。がたいはでかいのですが、どうも昔から気が弱いのであります。もちろん一大事には十分に立ち振る舞えるという、極端な場合の自信はあるのですが、こういう日常の交渉事に関してはからっきし経験もありませんし未だにわからないところだらけであります。以前も紹介したように、交渉に関する書籍は読んできたことはあるのですが、そのすべてが洋書であったということもあり、今回はこの本をもって初めての日本語での交渉本、と相成りました。日本という文化や土地がらからしても、どちらかというと、人々の感情、というのに焦点が当たっている傾向がつよいのでは、と邪推しております。 で、この本ですが、まぁまぁよかった、という感じです。実際にこれを読んで役に立つのか、といわれればハテナマークがつきますが、コワイ人たちがいかにして生業(なりわい)を形成しているのか、が垣間見えるつくりとなっております。つまり、この人たちが「殺すぞ」と言えば恐喝罪、「いてもーたろか」で実際に殴ると致傷罪、そして実際に殺してしまうと殺人罪。このほうな法の網のなかを、「”勝手に向こうから”示談金などをもってこさす」という目標をもって動くわけですから、この人たちの人間に対する交渉術にはやはり学ぶところもあるのでは、と気の弱い私は思うのでありました。 で、もうひとつは、最近伸介によく”バッタもん”のヨン様としていじられている弁護士の橋本徹氏の著書、「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術」であります。この本の主旨は「生身の人間を相手にした交渉上での技術」というものです。つまりホントの「実践」に焦点を置いています。 この本はね、結構お勧めです。お決まりのロジックばりばりの「交渉本」ではなく、実際に人々の心の動き方を考えれば、どのようにこちらから動くべきなのか、ということがかなりわかりやすい例とともに書かれてあります。この本をよんで、なかなかこの弁護士を見直しましたよ。これはまたいつかまた二度目を読んでも価値がある本でありました。
by takaakinet
| 2005-06-28 00:00
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