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最近は読書の時間がなかなか作れなくて困ってますが、とりあえず最近読んだ分です。
まず福田和也の「魂の昭和史」。これは10年ほど前に作者が中高生とか若者向けに文体とかをやさしくして、語り口調にして書いたもので、内容は昭和の時代をただ暗黒の時代のように思うだけで避けないで、その時代、そして日本という国をもっと第一人称で感じて欲しい、という意図をもって書かれています。以前紹介していた岡崎久彦氏のシリーズの、日本という近代国家の軌跡を客観的に見ようとする本のすこし情緒的なバージョンでありましたが、まぁなかなかそれなりに良かったんではないかと思います。でもかなり簡易に書かれているので、その状況説明は岡崎氏の作品には足元にも及びませんが、それなりに楽しめました。 さてこれは、どっかの女子プロゴルファーが勧めていたので、購入してみました。すっごく良かったというわけではありませんが、彼の哲学的な部分を知るのに大変いい作品だと思いました。僕は野球は好きではありませんが、世界レベルのアスリートの哲学、生きる姿勢なんていうのには非常に興味があり、特にイチロー選手には人間的にすごく惹かれるところがあります。この作品は彼がこの数年間にインタビューや会見などで言ったことを中心に紹介されています。ストイックに自分を見つめてさらなる上のレベルを目指す。やっぱかっこいいもんです。 で、これはユダヤ人の知の結晶といってもよい「タルムード」に関する本です。6千ページに及ぶ、5千年のユダヤ人の知恵の結晶であるタルムードは、昔から興味があって例えば高校の時などにすこしダイジェスト本を読んだことがありましたが、今回は久しぶりにまた他の解釈本・紹介本を購入して読みました。ここからの含蓄の富んだエピソードや名言(例えばこんなの)は、非常に勉強になります。 これはね、結構よかったです。タルムードはその量が膨大なので、とてもじゃないけど原本なんて読めませんので、それを取捨して紹介してくれているような本は非常にありがたいのですが、この本もそれを忠実にしてくれています。書いたのは東京にいる実際のラビ(ユダヤ人コミュニティの社会的、経済的、そして精神的な指導者)で、彼がピックアップしているタルムードのエピソードはどれもやはりう~んとうならせるものがあります。ということでこれはお勧め。この本のほかにもうひとつタルムード関連の本を買ってますので、また読んだら報告しますね。
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| 2005-06-10 00:00
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